熊本県合志市では市街化区域と、市街化調整区域にエリア分けされていることは前回コラムで書きました。

 

今回は、市街化区域の用途地域についてご説明します。

 

市街化区域は簡単にご説明すると、建物を建築して良い地域です。

ただし、皆さんが好き勝手に建築すると、住宅街の隣に工場が建ってしまい、ちぐはぐな街になってしまします。

そういった事を防ぎ、土地を有効活用する為に、自治体が用途地域を設けています。

 

用途地域では主に4種類に地域をわけており、

①低層住居地域→主に住宅のみ建築できる地域

②中高層住居地域→主に住宅・アパート・小規模店舗を建築できる地域

③商業地域→主にデパートなど大規模な商業施設を建築できる地域

④工業地域→主に工場などを建築できる地域

となり、それぞれの地域に建築規制を設けて、用途地域の趣旨に沿った建築物でないと建築出来ないように規制してあり、建物の大きさの規制も設けています。

 

合志市はベットタウンとしての人気の街なので、用途地域の大部分が、低層住居専用地域・中高層住居専用地域になっています。

 

最近では、アンビー熊本がオープンしましたが、こちらは準住居地域ということで、商業施設も建築しやすい用途地域となっています。

 

そして、アンビー熊本の南側は合志工業団地があり、こちらは工業地域となっています。

 

この様に用途地域により建築制限がありますので、建築目的に沿った用途地域の土地を購入する必要があります。