新型コロナウイルスが与える不動産相場の影響について
熊本県菊池郡菊陽町光の森のT様より、「不動産相場に新型コロナウイルスの影響はあるのですか?」と、質問を頂きました。
新型コロナウイルスをきっかけとして景気が下降すれば、不動産相場にも大きなマイナスの影響があります。
もともと不動産は景気に影響を受けやすい資産です。
一言でいうと景気が良くなれば不動産価格は上がり、景気が悪くなれば不動産価格は下がります。バブルの時は不動産価格が上がり、バブルが崩壊した時は不動産価格が下落しました。
例えば熊本県菊池郡菊陽町津久礼のある住宅用地の地価公示価格は、平成10年の78,500円/㎡をピークに平成25年には47,000円/㎡に下がっています。15年間で40%も不動産価格が下落しているということです。
そこから、アベノミクスによる金融緩和、熊本地震の復興特需などの影響もあり、平成25年の47,000円/㎡から令和2年には51,100円/㎡に上がっています。7年間で10%の不動産価格が上昇しているということです。
クズネッツサイクルという有名な景気循環モデルがあり、不動産の景気循環は20年といわれています。今が不動産価格の最高値であれば、10年かけて最低値がきます。そこから上昇に転じて10年後に再び最高値にくるといる20年サイクルです。
今回の菊陽町の事例でもこの20年のサイクルがほぼあてはまっています。
今回の新型コロナウイルスがきっかけで不景気局面にはいれば、不動産相場も今後下落していく可能性が高いといえます。
特に空家や空き地などで活用していない不動産については、よく検討するべきです。
株式会社生活情報ネット
野田 大地
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